【 2015-09-03 16:00:12 】
8月はまさにお祭りの1ヶ月です。日本中で色んなお祭りが開催されました。とても全部は行けなかったのですが、見てきた中で印象深かったのが山梨県で行われた「吉田の火祭り」です。
「日本三大奇祭」の一つに数えられる吉田の火祭りは、霊峰・富士山の麓にある浅間神社と諏訪神社の秋祭りです。8月26日の「鎮火祭」と、8月27日の「すすき祭り」の2日間行われるのですが、私は26日の鎮火祭を見てきました。
祭りでは、2台の神輿が浅間神社から街中を通って御旅所まで担がれます。ここまでは普通のお祭りですが、ここからがすごい。
夕方ごろ、上吉田地区の金鳥居から北口本宮冨士浅間神社まで、本町通りの沿道に、高さ約3メートルの大たいまつ70~80本に点火されます。また各家ごと作られる、井桁状に組まれた多数のたいまつにも点火されます。結果、2キロ近くにおよぶ道路一面が延々と「火の海」と化すのです。
ちなみに、この火の海と化した道路には普通に屋台が並んでおり、子供から大人まで普通にお祭りを楽しんでいるのですが……熱いんです! 夏の暑さではなく、炎の熱さをリアルに感じます。夜8~9時くらいには、大たいまつも燃え崩れ始めるのですが、油断しているとリアルに危ないです。
この、吉田の火祭り。起源がよくわかっていないそうです。浅間神社は富士山を奉る神社なので、富士山に由来するお祭りなのは間違いないと思われますが……。まさに奇祭ですね。
お祭り男